TOC(Theory of Constraints:制約理論)は「ザ・ゴール」が翻訳出版されて、周知の存在となりました。しかしTOCの本場である米国では、すでに無数の導入成功事例が存在しています。その一方で、わが国企業における実践適用は端緒についたばかりで、まさに小説の世界から現実の世界に降り立つ過程にあります。そうした中で筆者の竹之内氏は先頃、米国ヒューストンにある中堅企業のブラウンフィンチューブ社に赴き、経営トップ自らがTOCプロフェッショナルの認証を受け、現場の人づくりにTOCを活用して全社改革を軌道に乗せたことを確認してきました。本稿はその成功の秘訣について探ったもので、日本の中小製造業にこそ適した手法であり、TOCにチャレンジして成果の刈り取りをめざすことを訴えています。